ジーガム前の三菱の隠れた佳作です FIC-202 - メルカリ

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kyotocity-japan | 理想のヤレ具合 でも背伸びしても所詮

satoru | やちまたさん #やちまた #三菱ふそう #ザグレート

71,2年位に発売されたと思しき三菱電機の3バンドモデルです。非常にレアで此方で扱うのはこれで2台目。前回もそうでしたがネットで情報を探しても全く出て来ません。発売時期も小生の勝手な推測ですが、ラウドネス、AFC可変トーンコントロール、チューニングメーター等のアクセサリーが一通りついて居て、回路構成もIC+FETを謳っているので、ソニーのIC11(69年),ナショナル　ワールドボーイGX(同)以降であろうと思われます。73年に三菱はジーガムシリーズをリリースしており、それなりに市場から評価されて居ますが、このモデルは型番からもその少し前である事が推測出来ます。ジーガムはアクセサリー類をトップパネルに集中させた、妖怪ヌリカベの様なのっぺりとしたデザインが特徴ですが、このモデルは対象的に前面にパネルに全てのアクセサリーを集中させて居ます。一目でどの局をどんな音と音量で聴いているかが判り、見易く、使い易いデザインですが、三菱電機は余り多くの3バンドモデルを出しておらず、大きい割には華の無い地味な外観だったので、販売には苦労したかと思います。これまで2台しか目にしないのは、当時殆ど数が出なかった証左でしょう。前面にコントロールを集中させた欠点は口径の大きなスピーカーが使えない事で、このモデルも10.5X6.5cm位の楕円スピーカーを使って居ます。最近でこそ楕円スピーカーを目にする事は殆どなくなりましたが、当時オーディオの世界ではKEFやセレツシヨン等の欧米有名メーカーが主に低音用に楕円スピーカーを使って居ました。このモデルも楕円スピーカーを使った事でのハンデは無く、輪郭の明瞭な良い音で鳴ります。低音も意外に出るのはビクター辺りのラジオに近い感じがします。この個体は電池の液漏れで金具の腐食が酷く、長期間使われて居なかったため、各部の接触不良で全く電源が入らない状態でした。勿論整備、調整済みでAC.DC何方でも使えます。兎も角外観は綺麗でどこにも割れ、欠け、汚れは無く、コレクションにはお勧めします。eBayで見つけたこのモデルはジャンクで$130位でしたから、海外のコレクターには需要外観あるのかも知れません。電池と自作のACコードはお付けします。お届け翌日迄、評価前の買い手事由外の不具合には責任を持って対応します。