希少】ドイツ製蛇腹カメラ アンティーク 乾板 - メルカリ

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Yahoo!オークション -「ドイツ製カメラ」(大判、中判) (フィルム

蛇腹カメラ ドイツの値段と価格推移は？｜3件の売買データから

このカメラは、1920年頃ドイツの写真機製造所のゲルツ社によって製造された9×12㎝判の折りたたみ式の蛇腹カメラで、上下左右それぞれ約1㎝のあおりが利くようになっています。\r蛇腹を最大に伸ばすと約50㎝までの近接撮影が出来ます。\r\rなお、9×12㎝判とは呼び寸法のことで、実際の感光剤の寸法や実撮影画面の寸法はこれより5～10㎜小さくなります。\r\r使い方は、組み立て暗箱とほぼ同様で、まず焦点合わせの磨りガラス入りホルダーでピントを合わせ、その後乾板（湿板）ホルダーに交換して撮影します。\r\r商品は、100年以上前の物なので、全体的に状態があまり良くありません。\rボディーには随処に白錆赤錆が発生し、化粧革にも目立つはがれが有ります。\r蛇腹はまずまずですが、レンズ交換時にカニメレンチが当たって1箇所すり切れているところがあります。\rビューファインダー内部にはかなり埃がありますが、取り付けビスがさび付いているので、分解清掃できません。\rレンズとシャッターは元々ゲルツ社製のものが付いていたのですが、破損したため、米国ウォーレンサック社製の物に交換しています。\rレンズはアナスチグマートシリーズⅤのF7.5　５インチ（127㎜）で、シャッターはデルタックス№1（T, B, 100, 50, 25）です。\rこれらも経年によりレンズの表記は消えています。また、絞り表示板が欠落したため、見栄えをよくするために別のレンズの表示板を無理矢理取り付けているので絞り表示は実絞りとは異なります。\rレンズの玉そのものは、少し塵や曇りが見えますが概ね良好です。\r私の場合は目分量でF16~F22くらいに絞って、シャッターを露出オーバー気味に設定して撮影し現像時にフィルム用暗室電球で確認しながら調整していました。\r\r感光剤ホルダーは、乾板用3枚（1～3の刻印あり）と湿板用1枚のセットです。\r湿板は感光剤を塗布したガラスの周辺部に感光剤のムラが出やすいので、やや大きめの塗布ガラスが入るようになっています。\r湿板はその特性から自分で作る必要があったので流石に使ったことがありません。\r\r乾板を入手するのも困難な現在、カメラとしての価値は殆ど有りませんが、歴史資料としての価値は大きいと思います。\r\r最後の画像にセミパールを写し込んでいますが、サイズを比較する為のもので、商品ではありません。